WiMAXのホームルーターとは?
ホームルーターとは、自宅での利用を目的としたWiMAXサービスが利用できるルーターです。
工事不要で、コンセントにさすだけでインターネットに接続できますよ。
WiMAXのルーターには、モバイルルーターとホームルーターの2種類があります。
モバイルルーターは外出先など、自宅以外の場所でも利用することが想定されています。
一方で、ホームルーターはコンセント接続が必要であるため、自宅のみで利用できます。
なお、モバイルルーター・ホームルーターで、料金・エリア・速度制限は変わりません。
<ホームルーターが向いているのはこんな人!>
- 工事ができず光回線を引けない人
- ルーターから部屋や階を超えて通信する人
- 家族など複数人でシェアして通信する人
WiMAXのホームルーターのメリット・デメリット
WiMAXでホームルーターを利用するメリット・デメリットは次のとおりです。
<WiMAXホームルーターのメリット>
- ホームルーターはモバイルルーターより通信が安定
- 固定回線に必要な開通工事が不要
- 大人数でシェアしても速度が落ちにくい
- PS4、Switchなどのデバイスとも接続できる
<WiMAXホームルーターのデメリット>
- 外に持ち出して利用できない
- 通信速度はホームル―ターより光回線のほうが速い
外出先でインターネットを利用したい人は、ホームルーターよりモバイルルーターの契約がおすすめです。
WiMAXホームルーターの料金
プロバイダ名 | 1年間の実質費用 | キャッシュバック額 | ||
---|---|---|---|---|
ギガ放題 | 通常プラン | |||
1位 | GMOとくとくBB (キャッシュバック) |
39,902円 | 32,708円 | 34,800円 |
2位 | GMOとくとくBB (割引) |
40,783円 | 32,093円 | 2,000円 |
3位 | ASAHI NET | 41,994円 | 34,969円 | 10,000円 |
4位 | DTI | 43,223円 | 44,633円 | 0円 |
5位 | Broad WiMAX | 44,133円 | 36,598円 | 0円 |
6位 | So-net | 49,546円 | 41,678円 | 0円 |
7位 | DIS | 52,643円 | - | 0円 |
8位 | UQ WiMAX | 57,876円 | 50,352円 | 0円 |
9位 | @Nifty | 58,217円 | 50,737円 | 0円 |
※2020年3月現在のデータです
1年間の実質費用を比較すると、最も安価でWiMAXを利用できるのはGMOとくとくWiMAXのキャッシュバックキャンペーンですね。
キャッシュバック額が他社よりも高額で、実質費用をぐっと抑えられます。
また、こっそりオススメしたいのは「BroadWiMAX」の違約金キャッシュバックキャンペーン。
現在他社WiMAX・ポケットWi-Fiなどを利用中の方は、BroadWiMAXを契約することで解約違約金を抑えることができますよ。
WiMAXのホームルーターの最新機種
WiMAXのホームルーターは、現在3機種が販売されています。
最新機種は、2019年1月25日に発売された、HOME L02です。
機種名 | WiMAX HOME L02 | WiMAX HOME 01 | WiMAX HOME L01s |
---|---|---|---|
発売日 | 2019年1月25日 | 2018年12月7日 | 2017年12月15日 |
製造元 | HUAWEI | NECプラットフォームズ | HUAWEI |
下り最大速度 | 1Gbps (ハイスピードエリアモード・有線接続時) |
440Mbps | |
最大同時接続数 | 40台 | 22台 | 42台 |
その他の特徴 | ビームフォーミング | WiMAXハイパワー・ビームフォーミングの両方が利用できる | WiMAXハイパワー |
※ビームフォーミング:異なる方向のアンテナを採用することで、より広範囲での通信が可能
※WiMAXハイパワー:電波の出力をより強力化し、地下室やコンクリート壁など通信がしにくい場所でも接続が安定しやすい
上記3機種は、それぞれ以下のような方にオススメです。
- HOME L02:最大1Gbpsの高速インターネットを利用したい方
- HOME 01:WiMAXハイパワー・ビームフォーミングの両方を利用して接続の安定を図りたい方
- HOME L01s:接続台数ができるだけ多い方がいい方・電波が入りにくい場所で利用したい方
WiMAXのホームルーターの契約から利用開始までの流れ
WiMAXのホームルーターの申し込みから開通までの流れは、次のとおりです。
- WiMAXの提供エリアを確認
- WiMAXプロバイダに契約を申し込む
- 機器が届いたらコンセントに差して電源を投入する
- 接続する端末(PC・タブレットなど)に設定を行う
1.WiMAXの提供エリアを確認
WiMAXを契約する前に、必ず提供エリアを確認しましょう。
WiMAXの提供エリアは、UQ WiMAXのWebサイトのピンポイントチェックで見ることができます。
ホームルーターの契約前にWiMAXのエリアや速度が心配な方は、UQWiMAXで無料のホームルーターを借りられる「Try WiMAX」を利用しましょう。
Try WiMAXは15日間レンタルでき、希望のWiMAXホームルーターをレンタルすることも可能です。
2.WiMAXプロバイダに契約を申し込む
WiMAXのエリア確認ができたら、次はプロバイダに契約を申し込みしましょう。
WiMAXのホームルーターの端末無料キャンペーン
WiMAXのホームルーターは契約時に端末を購入します。
最新機種のHOME L02で通常価格が20,000円。
しかし、WiMAXのプロバイダの中には端末無料キャンペーンを実する会社もありますよ。
<端末無料キャンペーンを実施しているプロバイダ>
- Broad WiMAX
- GMOとくとくBB WiMAX
- カシモWiMAX
- So-net WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
- DTI WiMAX
- Hi-Ho!WiMAX
ホームルーター契約時の初期費用を抑えたい方は、端末無料のプロバイダを選びましょう。
3.コンセントに差して電源をいれる
契約後、機器が郵送されてきます。
WiMAXルーターにSIMカードを挿入し、電源コンセントに差すだけでルーター側の準備は完了です。
4.接続する端末(PC・タブレットなど)を設定
次に、接続する端末側で、WiMAXのルーターに接続するための設定を行います。
- WiMAXルーター本体底面のSIMカバーを開け、SIMカードを挿入する
- ルーターのACアダプタを本体に接続し、コンセントに差し込む
- 接続するデバイス側でWi-Fi機能をONにし、ルーター本体底部に記載されている「SSID」と同じネットワーク名を選択
- ルーター本体底部に記載されている「暗号キー」を、接続デバイス側に入力する
WiMAXルーターに記載のあるSSIDとパスワードを端末側に入力すれば、接続できるようになります。
WiMAXのホームルーターの解約方法
WiMAXホームルーターの解約手順は、以下のとおりです。
- 契約中のWiMAXプロバイダに解約の連絡をする
- 内蔵のSIMカードを返却する
- 解約月の利用料とあわせて解約金を支払う
端末を購入している場合、解約後にホームルーター本体の返却は不要です。
ホームルーターに内蔵のSIMカードの返却を求められたら、郵送で指定の住所に送りましょう。
契約更新月以外の解約で違約金が発生するので注意
WiMAXは、契約更新月以外の解約で解約違約金が発生します。
プロバイダ名 | 契約更新月 | 解約金(税抜) |
---|---|---|
UQ WiMAX | サービス開始月から37ヵ月目 | サービス開始月~13ヵ月以内:19,000円 14~25ヵ月以内:14,000円 26ヵ月以降:9,500円 |
Broad WiMAX | サービス開始月から37ヵ月目 | サービス開始月~12ヵ月以内:19,000円 13~24ヵ月以内:14,000円 25ヵ月以降:9,500円 |
BIGLOBE | サービス開始月から36ヵ月目 | サービス開始月~12ヵ月:19,000円 13~24ヵ月以内:14,000円 25ヵ月以降:9,500円 |
@nifty | 契約翌月から37ヵ月目 | 契約翌月~12ヵ月:19,000円 13~24ヵ月以内:14,000円 25~36ヵ月以内:9,500円 |
GMOとくとくBB | 端末到着翌月から37ヵ月目 | 端末到着翌月~24ヵ月:24,800円 25ヵ月以降:9,500円 |
JPWiMAX | 契約月から37ヵ月目 | 契約月~12ヵ月:30,000円 13ヵ月~36ヵ月:25,000円 38ヵ月~:9,500円 |
解約違約金は、解約月の月額料金とあわせて支払います。
まとめ
WiMAXのホームルーターは、工事不要でコンセントにさすだけでインターネットに接続できる機器です。
以下の条件に当てはまる方は、ホームルーターはオススメです。
- 工事ができず光回線を引けない人
- 家族など複数人でシェアして通信する人
- ルーターから部屋や階を超えて通信する人