お役立ちコラム

WiMAXが遅いなら、まず速度測定!

WiMAXを利用していて「速度が遅い」と感じたときは、通信速度を測定してみましょう。

≫通信速度測定はコチラ

<通信速度の用語一覧>

  • ダウンロード:データをダウンロードするのにかかる時間大きいほどいい。
  • アップロードデータをアップロードするのにかかる時間。大きいほどいい。
  • PING:サーバーから返ってくるレスポンスの速度。小さいほどいい。

WiMAXの通信速度の目安

<下り速度の目安>
4K画質 下り25Mbps以上
HD画質 下り5Mbps以上
標準画質 下り3Mbps以上

下り速度が3Mbps以下になると標準画質動画の読み込みも遅く感じます。

ネットサーフィンをする際は最低でも3Mbps以上あるといいです。

高画質な動画を見るのであれば、5Mbps以上の実行速度が出ているのが望ましいです。

下り速度の目安
LINEやメールの送信 上り128Kbs~1Mbps
動画ファイルのアップロード 上り1Mbps程度

データのアップロードをする際は、上り速度の速さが求められます。

動画などの大容量なデータを送信するときは、1Mbps以上必要ですが、基本的には128Kbps〜1Mbps出ていれば充分です。

<PING値>
10ms以下 かなり速い
10~35ms 速い
35~50ms 平均
100~150ms 遅い
150ms以上 異常

オンラインゲームの対戦プレイで遊ぶ場合は、PING値を確認しましょう。

オンラインゲームで遊ぶ場合、PING値が10ms以下だとかなり速いといえます。

PING値が35~50msになるとネットサーフィンに支障はありませんが、オンラインゲームの対戦プレイは快適にできません。

WiMAXが遅いときの原因と対策

WiMAXの速度が遅くなる原因は以下が考えられます。

  1. 速度制限にかかっている
  2. 回線が混雑している
  3. 電波が届きにくい場所にある
  4. 電波が干渉しあっている
  5. ルーターの性能が悪い
  6. 旧WiMAX回線を利用している
  7. 不具合・故障
  8. 通信障害

原因①WiMAXの速度制限(通信制限)

WiMAXの通信速度が遅いときは、まず速度制限ではないか確認しましょう。

WiMAXは、次の3つのケースで通信制限がかかります。

  1. WiMAX2+のギガ放題プランは3日間で10GB利用すると速度制限
  2. WiMAX2+のライトプランは7GBの利用で速度制限
  3. ハイスピードエリアモードで7GB以上利用すると速度制限

ギガ放題プランに加入している場合、3日間で10GBのデータ量を利用すると、翌日18時から翌々日2時まで最大1Mbpsの通信制限がかかります。

ライトプラン・ハイスピードエリアモード利用時に、月間7GBのデータ量を利用すると、月末まで最大128Kbpsの通信制限がかかります。

なお、ハイスピードエリアモードで7GBを超えると、WiMAX回線ごと月末まで最大128Kbpsに速度が制限されるため注意が必要です。

原因②回線が混雑している

夜間・土日祝はインターネットを利用する人が多く、回線が混雑しやすいので速度低下の原因になります。

夜間の通信速度は地域ごとに異なりますが、あまりにも支障が出るのであれば一時的にハイスピードエリアモードの利用や、光回線への乗り換えを検討しましょう。

原因③WiMAXルーターが電波が届きにくい

鉄筋コンクリートなどの建物が入り組んだ場所にいると、WiMAXの電波が届きにくく、通信速度が低下します。

窓際に置くことで電波が受信しやすくなる!

WiMAXの電波は、障害物に弱い欠点があります。

そのため、WiMAXの通信速度が遅いときは、なるべく端末を窓際や周りにものがない場所に置くようにしてください。

原因④電波が干渉しあっている

ルーターの近くに電子レンジがあると、お互いの電波が干渉して通信速度が遅くなる場合があります。

電波干渉が原因と考えられる場合は、周波数帯を5GHzに切り替えましょう。

5GHz帯は家電製品では利用されていないので、電波干渉による速度低下が起こりづらくなります。

5GHzへの変更方法は次のとおり。

  1. WiMAXルーターのメニュー画面で設定をタップする
  2. 次の画面で通信設定をタップする
  3. 次の画面でWi-Fi設定をタップする
  4. 次の画面で周波数帯をタップして5GHzを選択する

原因⑤モバイルルーターの性能が悪い

同じWiMAXを2年以上利用している場合、端末のスペックが低いことで速度が低下している可能性もあります。

古い端末を利用している人は機種変更を検討してみてください。

最大速度の性能を考えると、モバイルルーターならW06、ホームルーターならL02がオススメです。

原因⑥旧WiMAX回線を利用している

WiMAXの古い端末を利用している場合は、旧式のWiMAX回線に接続しているため通信速度が遅い可能性があります。

WiMAXの回線にはWiMAX2+と旧WiMAXの2種類があり、どちらを使うかで最大下り速度が変わります。

回線 対応機種 最大下り速度
WiMAX2+
  • Speed Wi-Fi NEXT W06
  • Speed Wi-Fi NEXT WX05
  • Speed Wi-Fi NEXT W05
  • Speed Wi-Fi NEXT WX04
  • Speed Wi-Fi HOME L02
  • WiMAX HOME 01
  • Speed Wi-Fi HOME L01/L01s
110Mbps〜1.2Gbps
旧WiMAX
  • WMX-GWMR (アイ・オー・データ)
  • AZ01MR (アルチザネットワークス)
  • URoad-5000
  • URoad-7000
  • URoad-8000
  • URoad-9000
  • URoad-SS10
  • URoad-Aero (シンセイコーポレーション)
  • egg (ソフトアンドハード)
  • Moblle Cube
  • Moblle Sllm(ネットワークコンサルティング)
13.3Mbps

※旧WiMAX回線対応機種はWiMAX2+回線に対応していない主な機種を表示しています。

上記のとおり、WiMAX2+対応機種と旧WiMAX機種では最大速度が大幅に違います。

端末がWiMAX2+に対応していない場合は、乗り換えを検討してみてくださいね。

原因⑦不具合・故障

WiMAX端末に不具合が起きたり、故障して通信速度が遅くなる場合もあります。

WiMAXのルーターに不具合が起きている場合、再起動をさせるだけで通信速度が元に戻る可能性もありますので、まずは試してみてください。

電源を落としても速度が改善されない場合や、WiMAX端末の不具合・故障が疑われる場合は、UQお客様センターへ問い合わせてみましょう。

<UQお客様センター>

  • 0120-929-818
  • 受付時間:9時~21時

原因⑧通信障害が起きている

あらゆる対処法を試しても通信速度が遅い場合、WiMAX回線に障害が起きている恐れがあります。

UQコミュニケーションズの障害情報ページを見て障害が発生していないか確認してみましょう。

WiMAXの障害情報はコチラ

通信障害が起きている場合、復旧対応を待つしかありません。

まとめ

WiMAXの通信速度が遅いときは、以下の状況ではないか確認してみましょう。

  1. 速度制限がかかっていないか
  2. WiMAXの電波が届きにくい場所にいないか
  3. 電波が届きにくい場所にWiMAXルーターを置いていないか
  4. 電子機器と電波が干渉していないか
  5. 利用しているモバイルルーターの性能はいいか
  6. 旧WiMAX回線を利用していないか
  7. モバイルルーターの使いすぐによる不具合が起きていないか
  8. 通信障害が起きていないか