お役立ちコラム

WiMAXに速度制限がかかる3つのパターン

WiMAXは、次の3つのケースで通信制限がかかります。

  1. WiMAX2+のギガ放題プランは3日間で10GB利用すると速度制限
  2. WiMAX2+のライトプランは7GBの利用で速度制限
  3. au 4GLTEで7GB以上利用すると速度制限

通信制限にかかると月末まで通信速度が制限されます。

WiMAXでは、速度制限を自分から解除する方法がありません。

スマートフォン回線のように、追加料金を支払ってデータ容量を購入し、速度制限を解除するシステムもありません…。

そのため、WiMAXの速度制限にかかった場合の解決策は「待つ」以外ありません。

WiMAX2+のギガ放題プランは3日間で10GB以上使うと速度制限

WiMAX2+のギガ放題プランでは、3日間で10GB以上通信すると翌日18時頃~翌々日の2時頃まで通信制限がかかります。

WiMAXの速度制限中は、通信速度がおおむね1Mbps程度まで抑えられます。

夜間を中心に制限がかかるので、WiMAXでの通信を主に昼間に行っている場合は、速度制限を気にせず高速通信ができますよ。

WiMAX2+のライトプランは7GB以上の利用で速度制限

WiMAX2+のライトプランは、1ヶ月につき7GBを利用すると、月末まで128Kbpsの速度制限にかかります。

速度制限時の速度128Kbpsは、翌月1日になるまで、解除されません。

au 4GLTEを7GB以上利用すると速度制

WiMAXは、オプション契約で「WiMAX 2+回線」と「au 4G LTE回線」を利用できます。

たとえギガ放題プランを契約していても、ハイスピードプラスエリアモード(au4G LTE回線)の通信量が7GB/月を超えてしまうと、最大速度128Kbpsの速度制限がかかります。

「WiMAX 2+回線」「au 4G LTE回線」ともに月末まで128Kbps程度の速度しか使えなくなってしまいます。

そのため、あくまで「au 4G LTE回線」は補助的なものと考え、ネット通信がしずらい場所でのみ利用するようにしましょう。

「au 4G LTE回線」を使った後は、しっかりと「WiMAX 2+回線」に戻すように気を付けてくださいね。

WiMAXで速度制限中か確認する方法

WiMAXの速度制限がかかっているか、確認する方法は4つあります。

①WiMAX端末を確認する

WiMAXルーターにある通信量カウント機能を利用すれば現在の通信量がわかります。

  • ギガ放題プランを利用している場合:
    ルーターを起動したら「通信量カウンター」の項目を選択、設定において「3日」、「カウントする最大データ通信量」は10GBに設定
  • ライトプランを利用している場合:
    「カウントする最大データ通信量」を7GBに設定

通信量カウント機能がついている機種は以下のとおりです。

  • W06
  • WX05
  • W05
  • W04
  • W03
  • WX02
  • WX03

②プロバイダの会員ページで確認

WiMAXはプロバイダによって、会員ページから速度制限の有無を確認できます。

ただしBroad WiMAXなど、マイページに情報画面が用意されていないプロバイダもあるのでご注意ください。

③データ量通知サービスを利用する

データ量通知サービスは、通信速度が制限されるとメールで通知してくれるサービスです。

主にUQ WiMAXなどで提供されています。

④通信量チェックアプリを利用する

通信量をチェックできるアプリをスマートフォンに入れておけば、現在の通信量がわかります。

ギガ放題プランなら直近3日間、ライトプランやau 4GLTE回線利用時は1ヶ月単位での通信量をチェックして、速度制限の条件を満たしていないか確認してください。

WiMAXの速度制限対策

WiMAXで速度制限にかからないためには、普段から使い方を気にかける必要があります。

①データ通信量を確認しながらネットを利用する

WiMAXの利用中は定期的にデータ通信量を確認し、速度制限にかからないよう気を付けましょう。

たとえば、動画を1時間見たら容量がどのくらい使われたか確認します。

速度制限に掛かりそうであれば、動画の画質を落としてみたり、動画の視聴を中断してください。

②固定回線と併用して利用する

自宅で使える固定回線には、基本的に通信制限が存在しないので、WiMAXと併用しましょう。

自宅では制限がない固定回線を使い、固定回線を使えない外出先ではWiMAXを使えば、速度制限超過のリスクはぐっと下がりますね。

③ハイスピードエリアモードがオフになっているか確認

うっかりハイスピードエリアモードをONにし続けると、WiMAX回線・au 4G LTE回線共に月末まで速度制限がかかります。

こまめにハイスピードエリアモードがオフになっているか確認してください。

同様に、WiMAXを利用していない時は電源を落とすことで「うっかり速度制限」というケースをなくしてくださいね。

まとめ

WiMAXは、次の3つのケースで通信制限がかかります。

  1. WiMAX2+のギガ放題プランは3日間で10GB利用すると速度制限
  2. WiMAX2+のライトプランは7GBの利用で速度制限
  3. au 4GLTEで7GB以上利用すると速度制限

通信制限にかかると月末まで通信速度が制限されます。

WiMAXでは、速度制限を自分から解除する方法がありません。

速度制限にかからないためにも、次の3つの対策を行ってくださいね。

  1. データ通信量を確認しながらネットを利用する
  2. 固定回線と併用して利用する
  3. ハイスピードエリアモードがオフになっているか確認